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#60

ワケあり盲腸線探訪

大野 雅人  エイ出版社 (2011)

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 今回は個人的趣味ですみません・・・

 「盲腸線」とは読んで字のごとく、終点がどこにもつながっていない「盲腸のような」鉄道路線のことを指します。私も「盲腸線」という言葉は久しぶりに聞いたのですが、amazonを見ると盲腸線を取り扱った本はいくつか出ているようですね、知りませんでした。

 他の「盲腸線」本を読んでいないので比較は出来ませんが、まず、盲腸線というテーマに絞ったのは面白い。へー、こんなのがあったのか、と、盲腸線とは気づかなかった有名路線から地方の定番路線までを取り扱ってます。

 しかし、ちょっとね、拾ってきた路線の選択が幾分雑で、私が一番知りたい「なぜ盲腸になったか」という理由についてはあまり深く掘り下げておらず、追究の甘さが見られますが、それを埋めるのが「ルポ的軽いノリ」。
 こういうネタの鉄道本はたいてい「オタク的視点」に陥りがちですが、あまり泥沼に足を突っ込みすぎず、たまたま入った居酒屋を紹介しちゃうようなテキトーさがウリですね。

 そうそう、それと、埼玉県の大宮と私の故郷・伊奈町を結ぶ新交通システム「ニューシャトル」(鉄道博物館に行く時に一駅だけ乗る連結バスみたいな電車、アレです)を紹介しているところも個人的に好感持ったり。町については時代から取り残されたような郊外の田舎みたいな紹介ではありましたが。


2011-11-6

カテゴリー:交通

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