#79
ソーリに新年のごあいさつに。
約半月ぶりの「つぶやき」です。
(だいぶ遅くなりましたが)あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
正月早々、今年の抱負でも書こうか、と思っていましたが、そんな高尚なことを思いついたせいか頭の中で文の構想が全くまとまらず、うだうだしているうちに半月が過ぎてしまいました。
ところで、年末のどたばたの中で衆議院議員総選挙が行われました。
こんな慌ただしい時期に選挙をやるなんて、どう考えても投票率を下げるためという理由しか思いつきませんが、公式の発表では戦後最低の投票率だそうで、3年前に三行半を突きつけたはずの自民党政権が復活してしまいました。
おかしいのは、投票所に今までに見たこともないような行列ができていたこと。
私の行った投票所だけかと思ってましたら、あちこちでそんな現象が見られたそうですね。
この現象が仮に都市部に限るとしても、それに反比例して地方の投票が減少したとも思えませんし、それで最低の投票率とはどうも腑に落ちません。
いつもは投票を呼びかける飛行機が飛ぶのに今回は見かけなかった母に言われて、確かにそうだと思いましたが、これら一連の自民党快勝劇の裏で何か意図的な操作があったのではないかと勘りたくなります。
で、そんな祝・新ソーリ大臣に新年のごあいさつに行ってきました。といっても官邸前。
本当は先週行くつもりだったのですが、都合がつかず、今週に。
残念ながら安倍さんは東南アジア外遊のためお留守ですが、ベトナムに行って早速原発輸出の約束を取り付けてます。
福島第一原発の収束もできておらず、国内でも安全性が未だ確認されていないのに原発を海外に売ろうとする気が知れませんが、これを皮切りにあちこちで原発再稼働の下準備をし、今年夏の参議院議員選が過ぎたら一気に原発再稼働&滞っている原子力事業再開を加速させるのではないかと思われて心休まりません。
原発を抱える自治体の首長も早速再稼働の陳情を行ってますし、エラい人たちは「明日は我が身」という言葉をすっかり忘れてしまったらしいですね。
その一方で生活保護の支給水準を引き下げる方向というニュースも伝わり、この国は強者には耳を傾け弱者をどんどん蹴り落としてゆくのでしょうか。
さて、官邸前抗議も、官邸前交差点の近くすら近づけなかった夏の大占拠からだいぶ人数が減りましたが、それでもこの毎週続いた官邸前抗議はすっかり定着したようで、警備の警察官たちもデモ参加者の扱いにずいぶん慣れた様子。
一時、国会議事堂前駅の出口封鎖騒ぎがあったほどなのに、今では官邸前交差点前数十メートルまで近づくことができます。
「安倍総理、教育改革を行うと言ってますが、その前に、福島の子どもたちを避難させてください。子どもたちが保養できるようにしてください!」
「大飯原発の断層が活断層かどうかでもめてますが、福島第一原発の事故の原因は活断層ではない。震源地から150kmも離れた福島第一原発が事故を起こしているんです!」
「安倍総理、日本を取り戻すと言ってますが、放射能に汚染されていない福島を取り戻してください。事故の前の暮らしを取り戻してください。原発事故の影響で自殺した方を取り戻してください!」
この抗議で一言アピールする人たちには、福島から来た人、福島にボランティアに行った人、そして福島から避難してきた人、日本各地の原発の付近に住んでいる人もいます。
日本の各地からこの官邸前に毎週人が集まっているんですね。
ところで、毎回それぞれ個性的なアピールが見られ、おおっと思わせてくれますが、動画を二つほど。
どうですか。このおじいちゃんが持っている「原発、いらない」のボード。文字がピカピカ光ってます。いやー見事ですね、自作でしょうか。
それから、この人たちは官邸前抗議の常連の「自転車隊(私が勝手にそう呼んでます)」です。
歩道のデモの人たちと一緒に「原発いらない」と叫びながら走ります。画像が小さいので分かりにくいですが、自転車にメッセージを書いた旗とか飾りなんかを付けてちょっとなごみます。
上を見上げると、遥か空の上で月が静かに見守っていましたよ。
お月様はソーリに、この声を届けてくれるでしょうか。
冬の夜のデモはとても寒い!昨日はそうでもありませんでしたが、去年の暮れは北風がぴゅーぴゅー吹いて凍えそうでした。
これが参加者が減っている原因の一つかも。暖かくなったら皆さんにぜひ来て欲しいですね。
ちなみに、官邸前の他に、経産省前、文科省前、そして私が最近よく行く原子力規制委員会前でもほぼ毎週デモをやってます。アメリカ大使館前でも数人がやっているみたいですね。最近は自民党前でもやってます。
帰りに経産省前テントに寄りました。
脱原発の様々な情報交換の場所として、今や脱原発のシンボルとも言える経産省前脱原発テント。
野田政権の時、経産省の敷地内に違法に占拠しているとして強制撤去されそうになり、多くの人の反対により結局黙認され現在に至るのですが、安倍政権になっていずれ強制撤去されるのではないかと、このテントの存続の危機がささやかれています。
今週中頃、右翼系の団体の襲撃に会い、テントの一部や備品などが壊されたそうです。
今回に限らず、昨年も度々襲撃されているようですね。
壊されても壊されても再び立ち直るテントの人たち。
バッジを買いました。
昨日の抗議の記事、今日の東京新聞に載りました。
年初めの先週の様子の記事が載ったので、今週の様子が記事になるとは予想もしませんでした。さすが東京新聞!
関連記事:総理官邸前にて。
官邸前、再び。
経産省前に鞍替えしました。
2013-1-19
カテゴリー:原発